サイトへ戻る

HAMMOND PRO-44Hのリード交換

SUZUKI楽器はリード交換作業に消極的なのではないか……

· 機材

主力楽器のひとつ、鍵盤ハーモニカ HAMMOND PRO-44HのF2キーに音程異常が発生したことは既報のとおりである。その後SUZUKI楽器に問い合わせたところ以下の返信をもらうことができた。

HAMMOND PRO-44Hのご愛用、誠に有難うございます。

お問い合わせのF2のピッチが下がった件ですが、E2まで下がっていますと、リードが折れています。その為、修理以外の方法ですと、リードプレートの交換となります。この場合ですと、ご自身で分解をし、リードプレートを交換するという事になります。交換の際、ズレが生じますので多少の調整は必要となります。その際、リードプレート下の気密性を向上させるために敷かれているシートパッキンが劣化している場合が多いですので、合わせて交換することを推奨いたします。

PRO-44H用リードプレート MP-252 税込価格:8,800円
44鍵盤用シートパッキン 税込価格:220円

上記リードプレートとシートパッキンを購入することとして、11月8日公式サイト問い合わせフォームにて問い合わせ、現物の到着は11月16日だった。担当者の誠実な態度に満足している。で、届いたのだから交換だ。とにかく回すネジの数が多くて気合いがいる。

broken image
broken image
broken image
broken image
broken image

見てのとおり、リードプレートは4枚全部セットだった。てっきりF2キー分の1枚の値段だと思っていた。青いビニールケースには予備ネジが同梱されているが、これは1枚分なのである。ちょっとチグハグだ。

broken image

上掲画像のような状態にして、いよいよ作業開始。まずは元々のリード4枚を外し、その下のシートパッキンを外す。長年の酷使によって、本体側に張り付いているのをこそげ落とす感じだ。

broken image
broken image
broken image

まず新しいシートパッキンを敷く。特に接着はせず、リードといっしょにネジ止めしていく。

broken image

旧いリードを手前に置き、お手本にする。

交換を終えて少し演奏してみる。全鍵盤とも異常なし。心持ち音質が硬くなったような気がするが、これはもう少し吹きこんでみないとわからない。以上、HAMMOND PRO-44Hのリード交換でした。